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やっぱり必要、診療情報提供書

2017/07/27

 はいっ!どーも!!典型的な残薬問題に出合った新井です。今回は、介護事業所から新規の患者さんの依頼を受けた時の話です。

「もしもし、雄飛堂薬局さんですか?訪問診療を受けていて、薬は近隣の薬局でもらっている利用者さんなんですけど、服薬管理をお願いできませんか」

「はいっ!医師と、患者さんもしくは家族の了承が取れているなら大丈夫ですよ」

「ありがとうございます。ちょっと医療機関と相談して、また連絡します」

 店名に「在宅センター」と入れてから、こういう風に今まで全くお付き合いのなかったところから依頼が来ることが増えました(笑)。


 数日後…

「医師と利用者さんの了承が取れたので、●月から訪問をお願いします。●月は17日に定期処方が出る予定なんですが、先月の27日に5週間分処方が出ているので、ゆとりがあると思います」

(おぉ!慌てず騒がず準備ができる案件ですな)

「では、患者さんの事を知りたいので、居宅サービス計画書第1~3表と介護保険情報などを教えていただけますか」

「承知しました」

 居宅サービス計画書は、患者さんを「知る」ために絶対に必要なものなので、ケアマネジャーから絶対いただいた方が良いです。それにしても、10年前と比べると(過去記事)、スムーズに連携が取れる世の中になったなぁ…(遠い目)。

 仕事が早いケアマネさんから、すぐに居宅サービス計画書が送られてきました。なになに、名前はBさん、要介護3で毎日訪問看護が入っている、歩行器がないと歩けなくて、認知機能低下で金銭管理はできないのか。いろいろ分かるぞ、居宅サービス計画書!

 さてさて、薬物治療についてはどんな感じだろうか?と医療機関に診療情報提供書をお願いしました。…あれ?来ないな??

「あの~、お願いした情報提供書をいただけませんか」

「あっ、そうでした!そうでした!!送りますね」

 まあまだ余裕はあるし、と待っていたのですが、待てど暮らせど来ない…。痺れを切らしたころに、なんと処方箋のコピーが送られてきました。

著者プロフィール

新井翔(新井商事[東京都豊島区]取締役社長・exceed[大阪府八尾市]執行役員)あらい しょう氏 2007年城西大学薬学部卒業後、みよの台薬局(東京都北区)に入社し薬剤師1年目から在宅業務に携わる。田辺薬局(東京都中央区)、雄飛堂(東京都北区)勤務を経て、19年4月より現職。日本在宅薬学会評議員も務める。

連載の紹介

新井翔の「I love 在宅」
「在宅」に取り組もうとしたものの、現場の厳しさに心が折れそうになっていませんか?薬学部を卒業してから10年以上、在宅医療に体当たりで取り組んできた薬剤師の新井翔氏が、在宅医療の厳しさや喜びを現場からお伝えします。

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