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血液型によって新型コロナのリスクが変わる?

2020/07/06

 「A型の人では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が重症化しやすい」 ――。そんな情報がインターネット上で関心を集め、Twitterのトレンドにも表示されていた。

 血液型とCOVID-19の関連については、プレプリント情報を含め、いくつかの研究が報告されている。しかし私自身は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)関連の論文報告は総じて、その質があまり高くないように感じてしまい、最近では一定の距離を置きつつ慎重に吟味している(参考:新型コロナで氾濫する論文情報とその妥当性)。

 今回の情報についてもそれほど気に留めてはいなかったのだが、その出典が(世界的にも権威のある!?)New England Journal of Medicine誌に掲載された論文だと知り、簡単に目を通してみることにした【論文1】

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、多方面で活躍している。著書に 『ポリファーマシー解決!虎の巻』(日経BP) がある。

連載の紹介

青島周一の「医療・健康情報を読み解く」
インターネットの急速な普及により、様々な医療・健康情報が、誰でも手軽に入手できる時代となっています。しかし、それらは必ずしも妥当な内容を含んでいるとは限りません。本連載では、臨床医学に関する学術論文、つまり科学的根拠を取り上げながら、一般的な常識にとらわれず、医療・健康問題について薬剤師的視点で考察していきます。

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