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新型コロナの“治療薬候補”が続々登場、その効果は?

2020/03/23
青島 周一

 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)による感染症(COVID-19)が世界的に拡大する中で、その治療薬に関心が集まっている。

 オセルタミビルリン酸塩(商品名タミフル他)やファビピラビル(アビガン)などの抗インフルエンザ薬、抗マラリア薬のクロロキン、プロテアーゼ阻害薬のロピナビル・リトナビル(カトレラ)、そして、エボラ出血熱の治療薬として開発されたレムデシビルなどが治療薬候補として期待されており、既に臨床試験が開始されている1,2)。なお、症例報告にて有用性が示唆されたシクレソニド(オルベスコ)については、前回記事「オルベスコ出荷調整にみる、情報との向き合い方」で解説している。今回はシクレソニド以外の治療薬候補に関して、最新の文献報告を紹介しながら、その治療効果について考察する。

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、多方面で活躍している。著書に 『ポリファーマシー解決!虎の巻』(日経BP) がある。

連載の紹介

青島周一の「医療・健康情報を読み解く」
インターネットの急速な普及により、様々な医療・健康情報が、誰でも手軽に入手できる時代となっています。しかし、それらは必ずしも妥当な内容を含んでいるとは限りません。本連載では、臨床医学に関する学術論文、つまり科学的根拠を取り上げながら、一般的な常識にとらわれず、医療・健康問題について薬剤師的視点で考察していきます。

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