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フェブキソスタットか?アロプリノールか?

2019/03/12

 キサンチンオキシダーゼ阻害薬は、高尿酸血症治療薬として我が国でも広く処方されている。従来から使用されていたアロプリノール(商品名ザイロリック他)に加え、2011年にフェブキソスタット(フェブリク)、13年にトピロキソスタット(トピロリック、ウリアデック)が承認され、治療の選択肢も広がった。

 米国食品医薬品局(FDA)は19年2月21日付で、フェブキソスタットの安全性情報に関する記載をアップデートした1)。同記載によれば、フェブキソスタットの死亡リスクはアロプリノールを上回ると結論しており、最高レベルの警告表示を要請している。なかなか衝撃的な記載ではあるが、この安全性情報は、18年に報告されたフェブキソスタットの大規模臨床試験CARES(Cardiovascular Safety of Febuxostat and Allopurinol in Patients with Gout and Cardiovascular Morbidities)の結果に基づいている。

 今回は同薬の安全性について検討しながら、高尿酸血症に対するキサンチンオキシダーゼ阻害薬、特にアロプリノールとフェブキソスタットの比較について論じてみたい。

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、多方面で活躍している。著書に 『ポリファーマシー解決!虎の巻』(日経BP) がある。

連載の紹介

青島周一の「医療・健康情報を読み解く」
インターネットの急速な普及により、様々な医療・健康情報が、誰でも手軽に入手できる時代となっています。しかし、それらは必ずしも妥当な内容を含んでいるとは限りません。本連載では、臨床医学に関する学術論文、つまり科学的根拠を取り上げながら、一般的な常識にとらわれず、医療・健康問題について薬剤師的視点で考察していきます。

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