DI Onlineのロゴ画像

欧米化した食習慣は見直すべき?

2017/09/21
青島 周一

 我々は、インターネットを通じて様々な情報にアクセスできる時代を生きている。しかし、それらの情報が必ずしも妥当な内容を含んでいるとは限らない。特に医療・健康情報については、人々の生活に大きな影響をもたらすこともあるため、その内容の妥当性は軽視できない。

 このコラムでは、妥当性の高い医療・健康情報、つまり臨床医学に関する学術論文を紹介しながら、一般的な常識に流されることなく、医療・健康問題について考察していく。さらに論文情報を実際の現場でどう活用すればよいか、筆者なりの視点を提案していきたいと思う。

 連載第1回の今回は、食習慣をテーマに取り上げたい。

 「食の欧米化」とはよく耳にする言葉だが、健康面においてはあまりポジティブな意味合いが付与されていないように思える。「片寄った食事」「コレステロールたっぷりの食事」といった、いかにも不健康そうな食習慣がイメージされ、脂質異常症や高血圧、糖尿病のような、いわゆる生活習慣病やメタボリックシンドロームなどを思い浮かべる人も多いのではないだろうか。他方、伝統的な日本食は、塩分などの問題はあるにせよ、なんとなくヘルシーなイメージが強いが、果たして本当にそうなのだろうか。

 今回紹介するのは、そんな疑問に対する多くの示唆が含まれた論文である。薬局で栄養指導を行う機会の多い薬剤師にとって、興味深い内容だ。

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、多方面で活躍している。著書に 『ポリファーマシー解決!虎の巻』(日経BP) がある。

連載の紹介

青島周一の「医療・健康情報を読み解く」
インターネットの急速な普及により、様々な医療・健康情報が、誰でも手軽に入手できる時代となっています。しかし、それらは必ずしも妥当な内容を含んでいるとは限りません。本連載では、臨床医学に関する学術論文、つまり科学的根拠を取り上げながら、一般的な常識にとらわれず、医療・健康問題について薬剤師的視点で考察していきます。

この記事を読んでいる人におすすめ