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ケース11 治療に対する患者の「価値」を踏まえた処方提案
一包化希望の83歳女性が経験した「怖い出来事」

2016/10/04
青島 周一
一包化希望の83歳女性が経験した「怖い出来事」の画像

 今回の症例は83歳女性、吉田ふみさんです。10年近く同じクリニックに通院しており、この間、処方薬の大きな変更はありません。10年ほど前に軽い胸痛を自覚し、狭心症の疑いでニコランジル(商品名シグマート他)の服用を開始しましたが、それ以降、狭心症を示唆する症状はありません。膝の痛みもそれほどひどくない様子ですが、日中の不安症状に対してエチゾラム(デパス他)を服用しており、また、寝付きが悪くブロチゾラム(レンドルミン他)が欠かせないといいます。

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)
あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録をブログ「地域医療の見え方」などに書き留めている。

連載の紹介

青島周一の「これで解決!ポリファーマシー」
近年、医療現場では多剤併用(ポリファーマシー)が問題となっています。本連載ではポリファーマシーの具体的な症例を提示しながら、薬学的・医学的な問題点を整理するプロセスや、医療従事者と患者が抱いている薬物療法へのイメージのギャップをどう埋めるかについて考えていきます。論文の読み方は、「症例から学ぶ薬剤師のためのEBM」を参照してください。

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