DI Onlineのロゴ画像

ケース9 骨粗鬆症治療薬の飲み忘れを気にする75歳女性
ビスホスホネート製剤長期投与の妥当性

2016/07/12
青島 周一

 今回の症例は、5年ほど前に骨粗鬆症を指摘された75歳女性、鈴木美知子さんです。ビスホスホネート製剤とビタミンD製剤を、5年間継続的に服用しています。これまで骨折の既往はありません。

CASE#9 75歳女性、鈴木美知子さん(仮名)

現病歴
65歳:糖尿病
70歳:骨粗鬆症
72歳:逆流性食道炎


検査データ
血圧140/90mmHg
心拍数90回/分
HbA1c 6.2%
処方内容
(1)アクトネル錠17.5mg 1回1錠(1日1錠)
     1日1回 月曜日起床時 4日分(投与実日数)
(2)エディロールカプセル0.75μg 1回1カプセル(1日1カプセル)
   アクトス錠15mg 1回1錠(1日1錠)
   バイアスピリン錠100mg 1回1錠(1日1錠)
     1日1回 朝食後 28日分
(3)ベイスンOD錠0.3 1回1錠(1日3錠)
     1日3回 朝昼夕食直前 28日分
(4)パリエット錠10mg 1回1錠(1日1錠)
     1日1回 夕食後 28日分
(5)マイスリー錠5mg 1回1錠(1日1錠)
     1日1回 就寝前 28日分

著者プロフィール

青島周一(病院勤務薬剤師、「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰)
あおしま しゅういち氏 2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て、12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBMスタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録をブログ「地域医療の見え方」などに書き留めている。

連載の紹介

青島周一の「これで解決!ポリファーマシー」
近年、医療現場では多剤併用(ポリファーマシー)が問題となっています。本連載ではポリファーマシーの具体的な症例を提示しながら、薬学的・医学的な問題点を整理するプロセスや、医療従事者と患者が抱いている薬物療法へのイメージのギャップをどう埋めるかについて考えていきます。論文の読み方は、「症例から学ぶ薬剤師のためのEBM」を参照してください。

この記事を読んでいる人におすすめ