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循環器プレミアム5月調査
使用経験別にみた「最も評価が高い抗凝固薬」

2014/06/05
三和 護=循環器プレミアム

 循環器プレミアムでは、新規抗凝固薬の使用経験と評価を明らかにするための調査を継続的に実施している。5月に行った調査の結果、新規抗凝固薬の使用経験別に「最も評価が高い抗凝固薬」をみたところ、使用経験がダビガトランだけの医師では、57.1%がダビガトランを、一方、使用経験がリバーロキサバンだけの医師では、55.3%がリバーロキサバンを挙げた。ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンの3剤の使用経験者では、評価の高い凝固薬として45.0%がアピキサバン、26.8%がリバーロキサバン、12.8%がダビガトランを挙げた。

 循環器プレミアムでは毎月、登録医師会員(5月現在、約1万9800人)を対象に読者調査を実施している。新規経口抗凝固薬の質問は読者調査の中で行ってきたが、今回からは単独調査として実施した。調査期間は5月21~26日で、500人から回答を得た(調査の詳細と回答者のプロフィールは文末参照)。

 2011年に直接トロンビン阻害薬のダビガトラン(商品名プラザキサ)が登場したのを皮切りに、2012年に第Xa因子阻害薬であるリバーロキサバン(商品名イグザレルト)、2013年に同じく第Xa因子阻害薬であるアピキサバン(商品名エリキュース)と、3つの新規経口抗凝固薬が出そろった。

 新規経口抗凝固薬の質問では、ダビガトラン、リバーロキサバン、アピキサバンおよび参考として整形外科領域で使われているエドキサバン(注)を提示し、調査時点での使用経験および評価を尋ねた(複数回答)。

 それぞれの使用経験者別に評価を見たところ、新規経口抗凝固薬の使用経験がダビガトランだけの群(n=63)では、「評価が最も高い」の割合が最も多いのはダビガトランで57.1%(前回3月調査;50.9%)だった(図1)。ワルファリンが36.5%(同28.1%)で続いた。

 一方、リバーロキサバンだけだった群(n=38)では、「評価が最も高い」の割合はリバーロキサバンが最多で55.3%(前回;60.5%)だった。ワルファリンが42.1%(同28.9%)で続いた。

 ダビガトランとリバーロキサバンの使用経験がある群(n=88)では、「評価が最も高い」の割合はリバーロキサバンが46.6%(同47.8%)と半数近くあった。ダビガトランは19.3%(同22.8%)、ワルファリンは27.3%(同23.9%)だった。

 ダビガトランとリバーロキサバン、さらにアピキサバンの使用経験がある群(n=149)では、「評価が最も高い」の割合はアピキサバンが最多で45.0%(前回42.5%)と過半数に迫っていた。リバーロキサバンは26.8%(前回31.9%)、ダビガトランは12.8%(同17.7%)、ワルファリンは15.4%(同6.2%)だった。相対的に、アピキサバンとワルファリンの評価が上昇していた。

 これらの新規抗凝固薬の使用経験のない群(n=108)では、ワルファリンが73.1%(前回67.0%)と最も高かった。

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