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【2型糖尿病治療に関する調査2013/14】リポートNo.2
GLP-1治療の非継続例にも、早くインスリン導入を図るべき症例が「あった」

 GLP-1による治療が継続できなくなった2型糖尿病患者の中に、できるだけ早くインスリン導入を図るべきだったと考えられる症例はあったかと尋ねたところ、26.7%の医師が「あった」と回答した(n=786)。循環器内科(n=199)では22.1%にとどまったが、糖尿病・内分泌代謝内科(n=140)では55.7%と高率だった。日経メディカル オンラインが実施した「2型糖尿病治療に関する調査2013/14」で明らかになった。同様の質問はDPP-4治療の非継続例についても尋ねたが、DPP-4治療では34.9%で、GLP-1の方が低率だった。

 糖尿病治療では、作用機序の異なる経口剤や作用時間の異なるインスリン製剤が登場したことで、患者の生活習慣や糖尿病の病態を考慮したきめ細かい薬物療法が可能になってきた。こうした動向を踏まえ、日経メディカル オンラインでは、特に2型糖尿病の薬物治療に焦点を当てた実態調査を企画。調査では、新しい治療薬である「DPP-4阻害剤」や「GLP-1受容体作動薬」の導入状況や継続率をはじめ、薬物治療を開始する際に重視する点および検査指標、さらには、2型糖尿病治療の第1選択薬の種類と具体的な銘柄について尋ねた。また処方薬については、現在処方している銘柄と、その選択理由と評価についても明らかにした(回答者のプロフィールは文末参照)。

 調査ではまず、インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬)について、全体的な評価、導入銘柄の状況、併用する薬剤、治療の継続率などについて尋ねた。今回は、GLP-1の治療継続率と非継続例の中に「できるだけ早くインスリン導入を図るべき症例」があったかどうかを尋ねた結果を報告する。

1年の平均継続率は56.6~62.9% 

 前治療が薬物未治療もしくは経口糖尿病薬の場合で、GLP-1受容体作動薬を導入した患者において、1年後のGLP-1治療継続率はどれほどかを尋ねた。継続率ごとに回答者の分布をみると、全体では40%未満が20.0%と最多だった(図1)。50%以上~60%未満が17.9%、60%以上~70%未満が17.3%と続いた。

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