日経メディカルのロゴ画像

日本心不全学会がステートメント
血中BNPやNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点を発表

日本心不全学会のステートメント

 日本心不全学会は5月8日までに、血中BNPNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点をまとめ、ステートメントとして公表した。心不全の早期診断における血中BNPおよびNT-proBNP値の閾値を提示し、BNP値に相当するNT-proBNP値については、「BNP 40pg/mLに対してはNT-proBNP 125pg/mL、BNP 200pg/mLに対してはNT-proBNP 900pg/mL」と提案した。

 ステートメントでは、「BNPやNT-proBNPは、心不全診療を支える補助診断法として広く浸透してきた」との認識を示しつつ、「測定する機会が増えるほど、得られた血中濃度をどのように理解し、心不全医療に還元すればよいのか戸惑うことも多くなった」と臨床現場が直面する課題を指摘した。このため、「BNPやNT-proBNP値を心不全診療に適切に反映していく」ことを目的にステートメントを作成したと説明している。

 まず、BNPとNT-proBNPについて、基本構造、生成・分泌の過程、それぞれの血中濃度に影響を与える因子などを解説した。その上で、心不全診断へのカットオフ値を示した(カットオフ値は参考情報の図を参照)。

この記事を読んでいる人におすすめ