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高血圧治療ガイドライン2014に向けて
脳血管障害を合併する高血圧の治療でタタキ台を提示

埼玉医科大学国際医療センターの棚橋紀夫氏

 日本高血圧学会が改訂作業を進めている「高血圧治療ガイドライン2014」(JSH2014)で、その柱の1つである脳血管障害を合併する高血圧の治療について、改訂案のタタキ台が提示された。3月23日まで東京で開催されていたSTROKE2013の日本脳卒中学会・日本高血圧学会合同シンポジウムで、埼玉医科大学国際医療センターの棚橋紀夫氏が「脳血管障害と降圧治療」と題して講演。これまでの議論を振り返りつつ、タタキ台をもとにガイドラインの方向性を解説した。

 日本高血圧学会は2009年に発表した「高血圧治療ガイドライン2009」(JSH2009)の改訂作業を進めている。これまでに3回の作成委員会を開催。今年の7月に予定している第4回作成委員会で最終案をまとめ、パブリックコメントを実施した上で、2014年1月には新たなガイドライン(JSH2014)を発表する運びとなっている。

 日本高血圧学会によると、JSH2014の検討課題には、(1)家庭血圧評価法、(2)第一選択薬、(3)糖尿病、CKD、心疾患、CVD合併高血圧、(4)降圧目標の整理、(5)リスクの層別化、(6)高齢者高血圧、(7)妊娠高血圧、(8)CKDガイド、動脈硬化性疾患予防ガイドラインとの整合性――など8項目が挙がっている。

 棚橋氏はCVD合併高血圧に焦点を当て、現状と課題を解説し、現時点での改訂案のタタキ台を提示した(表1)。

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