日経メディカルのロゴ画像

ACC2012リポート
Off-Pump法とon-Pump法、30日時点でのアウトカムでは互角

2012/04/19
三和 護

カナダ・McMaster大学のAndré Lamy氏

 冠動脈バイパス術(CABG)において、心臓を動かしたままで行う方法(off-pump CABG)と人工心肺を用いた方法(on-pump CABG)では、無作為化後30日時点でアウトカムに有意差はないことが報告された。19カ国の79施設が参加したCORONARY試験の成果で、カナダ・McMaster大学のAndré Lamy氏らが3月に米・シカゴで開催された米国心臓学会(ACC2012)のLBCTセッションで発表した。

 CORONARY試験では、19カ国の79施設において、CABGが予定されている4752人の患者を無作為にoff-pump法とon-pump法のどちらかに割り付けて行われた。

 主要複合アウトカムは、無作為化後30日時点での複合死、非致死性脳卒中、非致死性心筋梗塞、あるいは新規の腎不全で透析を必要とするもの、とした。

 その結果、off-pump群(2375人)とon-pump群(2377人)の間で主要複合アウトカムの割合に有意な差はみられなかった(9.8% 対 10.3%、off-pump群のハザード比:0.95、95%信頼区間:0.79-1.14、P=0.59)。また、個々のイベントについても差はみられなかった(表1)。

この記事を読んでいる人におすすめ