N Engl J Med誌にこのほど、ROADMAP試験の最終結果が掲載された(Haller H, et al. N Engl J Med. 2011;364:907-17.)。正常アルブミン尿で心血管危険因子を1つ以上持つ2型糖尿病患者において、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)オルメサルタンの投与により、微量アルブミン尿の発症が有意に抑制された。ARBを用いた厳格血圧管理によって糖尿病腎症の発症予防が可能であることを証明したのは、本試験が初めてだ。その意義やこの知見が実地臨床に与えるインパクトについて、Steering Committeeメンバーの1人である埼玉医大病院長の片山茂裕氏に聞いた。
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