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循環器プレミアム速報
日常診療でのHbA1c表記変更は2012年の見込み
出版・製薬業界向けの説明会で門脇氏が見解

HbA1c表記変更について説明する門脇孝氏

 7月29日、日本糖尿病学会主催で出版・製薬業界向けに行われた「改訂糖尿病診断基準とHbA1c表記に関する説明会」で、今後のスケジュールやHbA1c表記法の具体例が紹介された。

 既に英文論文や国際学会での発表に際しては7月1日から、現行の「HbA1c(JDS値)」に0.4加えた「HbA1c(国際標準値)」を用いることになっている。

 だが、日常診療・検診・健康診断などにおいてHbA1c(国際標準値)を使い始める日(これを「国際標準化変更日」と称する)は、まだ告知されていない。

 そのスケジュールについて同学会理事長の門脇孝氏(東大大学院糖尿病・代謝内科教授)は、「これまで日本糖尿病学会としては、遅くとも2012年4月1日には変更を完了しているようにするとしていた。また私自身、2011年中には行いたいと考えていた。だが現状では2011年中の変更は難しく、2012年4月1日を目指しているが、明確なめどは立っていない」との見通しを示した。

 その理由の1つとして門脇氏は、特定健診・特定保健指導におけるHbA1c表記変更の調整に時間が必要なことを挙げた。「同制度はわが国で行われている基本的な健診であり、HbA1cの国際標準化と同時に変更する必要があると判断しているが、厚生労働省を含めた関係団体との調整に時間を要している」という。

 ただ、「国際標準化変更日」の告知は、実施日から十分な日程の余裕を持って発表するとのことだった。
 

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