糖尿病患者の冠動脈疾患に対する血行再建術の成績は、糖尿病非合併例に比べて不良であることが知られている。現時点でどんな対策、アプローチが望まれるのか――。第23回日本冠疾患学会学術集会の外科内科合同シンポジウム「糖尿病症例の治療戦略」において、冠動脈インターベンション(PCI)患者の予後向上には全身的な糖尿病管理が必要であること、冠動脈バイパス術(CABG)はPCIよりも再血行再建率の低さなどの点で優れていることなどが、最近のわが国の研究データとして示された。
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