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Sendai/New Tokyo Live 2009
LMT分岐部病変へのPCIは"Keep it simple"が基本
IVUSガイドは必須、ローターブレーターも使える施設・術者であること

2009/12/09
軸丸 靖子=医療ライター

海外からのディスカッサントは3人。右から、“Keep it simple”と提言したラトビアのAndrejs Erglis氏、イタリアのAlaide Chieffo氏、セルビアのGoran Stankovic氏

 長く外科の領域とされてきた左冠動脈主幹部LMT)病変は、薬剤溶出ステントDES)の登場によって、経皮的冠動脈インターベンションPCI)のアプローチ対象となってきた。しかし、その分岐部へのPCIについてはいまだ最難関に位置づけられおり、いわゆるone stent法とtwo stent法のどちらを選択すべきかといった手技の適応基準についても合意は得られていない。

 PCIの実技教育に重点を置いた研究会、Sendai/New Tokyo Liveの第2回ライブデモ・ミーティングが、LMTと分岐部病変をテーマに開催された(11月26~28日、開催地:千葉県浦安市)。その最終セッション「Summary of 1st LMT / Bifurcation Meeting」では、特にLMTの分岐部病変について、6人の国内外のエキスパートが、現時点で推奨される手技や考え方を議論した。

 LMT分岐部病変へのPCI治療は、経験豊富な術者でも半年前とは意見が異なるといわれるほど変化が著しい領域だ。無作為化比較試験に基づいたエビデンスは世界的にも十分でなく、症例データベースも今後の充実が待たれる段階にある。一方で、わが国では設備やスタッフが十分とはいえない施設でもLMT分岐部病変へのPCIが行われていることから、ガイドラインあるいはコンセンサスの確立が求められている。

 その基本となる考え方を問われた済生会横浜市東部病院の村松俊哉氏は、「LMT分岐部病変では、冠動脈バイパス術CABG)の選択肢もあることを患者に示すのが大前提だ」と強調。

 

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