
写真1 エンドパッド2000の製品写真(これ以外に制御・解析用のPCが必要)
血管内皮細胞機能を非侵襲的に測定する検査機器「エンドパット2000」が医療機器として承認され、7月から発売が開始された(写真1)。
本検査機器は、駆血解放後に発生する上腕血管の拡張反応をみるFMD(Flow Mediated Dilatation)法の原理に基づいたものだが、血管拡張反応は指尖に装着したプローブを用いて末梢動脈の血流量変化として検出する(写真2)。上腕ないし前腕の血管拡張をエコーで検出する従来法よりも測定技術に対する依存度が低いため、験者間や施設間でのバラツキが少なく、再現性高く測定することができる。