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日本動脈硬化学会2009
患者啓発用リーフレットは服薬継続率や治療効果を高める
プラバスタチン服用例を対象としたコホート研究で明らかに

2009/07/30
七宮 充=医学ライター

中谷内科クリニック院長で脂質・生活習慣病研究所長の中谷矩章氏

 メタボリックシンドローム脂質異常症の患者向けに多くの啓発用リーフレットが作成されているが、その効果については十分検証されていない。そこで、中谷内科クリニック院長で脂質・生活習慣病研究所長の中谷矩章氏は、プラバスタチン服用例者を対象に大規模なコホート研究を実施。医療機関で配布する患者啓発用リーフレットは、服薬継続率やコンプライアンスの向上に有効で、総コレステロール(TC)の有意な低下もみられたことを明らかにした。第41回日本動脈硬化学会総会・学術集会(7月17~18日、山口県下関市)で、中谷氏が発表した。

 脂質異常症の治療では、スタチンなどの脂質低下薬を、長期にわたって継続的に服用してもらうことが重要だ。啓発用のリーフレットは、その動機づけのためのツールとして広く活用されている。しかし、それがどの程度有効なのかは不明で、検証したデータもない。中谷氏らのコホート研究はこの点を探ろうとしたもの。

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