厳格血糖管理は本当に糖尿病患者に利益があるのか、逆にイベントリスクを上昇させているのではないか――。2008年2月に発表されたACCORD試験の一部中止(関連記事1)は、糖尿病の治療に携わるすべての医師に、厳格血糖管理の是非について再考を迫るものだった。第52回日本糖尿病学会年次学術集会(5月21~24日、大阪市)のシンポジウム「糖尿病強化治療の光と影」では、厳格血糖管理によって心血管イベントリスクが減るかを検討した4試験のレビューとともに、臨床でこれらの結果をどう解釈したらよいかが議論された。
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