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新デバイス情報
日本メドトロニック、エンデバーステントの薬事承認取得発表

2009/03/30
高志 昌宏

エンデバー ステント

 日本メドトロニックは3月30日、薬剤溶出ステントDES)の「エンデバーコロナリーステントシステム」の薬事承認を3月24日に取得したと発表した。保険償還の手続き終了後、発売を開始する予定。

 エンデバーは2005年に欧州で初めて上市され、現在までに世界約100カ国で約60万本が臨床使用されたという。同製品は柔軟性に優れたコバルト合金製のステントプラットフォームに、細胞増殖抑制作用を持つゾタロリムスがコーティングされている。コーティングに必要なポリマーには、生体適合性に優れたフォスフォリルコリンを採用した。

 先行して使われているDESでは、頻度は少ないものの遠隔期のステント血栓症が指摘されている。だがエンデバー留置症例を対象に世界で行われた臨床試験の統合解析では、留置1年以降のステント血栓症の発生率が低かったという。

 また本年3月2日には、ボストン・サイエンティフック ジャパンから「タクサス リバティー ステントシステム」という新しいパクリタキセル溶出ステントの発売がアナウンスされた。日本市場に導入される初めての第2世代DESとうたい、従来の「タクサス エクスプレス2 ステント」よりもしなやかでデリバリーのしやすさを特徴の1つとしている。

 今後は、患者冠動脈や狭閉塞部の解剖学的特性にあわせたデバイス選択のノウハウも、術者に要求されるようになるのだろう。

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