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AHA2008
直接的レニン阻害薬とACE阻害薬の降圧効果は同等
高齢者収縮期高血圧を対象にしたAGELESS Studyが示す

2008/11/29

 直接的レニン阻害薬であるアリスキレンACE阻害薬ラミプリルの降圧効果を比較したAGELESS Study(Aliskiren for GEriatric LowEring of SyStolic hypertension)から、アリスキレン単独投与の方がラミプリル単独投与に比べ同等以上の降圧効果を持つことが示された。米ミネソタ大のDaniel A Duprez氏が発表した。

 対象は65歳以上の本態性収縮期高血圧患者(140≦平均坐位収縮期血圧<180mmHg)901例。65~74歳が3分の2、75歳以上が3分の1を占め(平均72歳)、ベースラインの平均坐位血圧は157/86mmHgだった。

 アリスキレンは150mg/日、ラミプリルは5mg/日から投与を開始し、降圧目標(140/90mmHg未満)に達しない場合は、同薬を倍量投与→ヒドロクロロチアジド(HCTZ)12.5mg/日の併用→HCTZを倍量→Ca拮抗薬(アムロジピン)5mg/日の併用→アムロジピンを倍量と、段階的に併用・増量する試験デザイン。試験期間は36週で、HCTZの併用は12週目から、アムロジピンの併用は22週目から開始している。最終的にアリスキレンを基礎とした治療群344例、ラミプリルを基礎とした治療群336例となった。

 主要評価項目は12週時点における平均坐位収縮期血圧の試験開始時からの変化とした。アリスキレン単独(150~300mg/日)のラミプリル単独(5~10mg/日)に対する非劣性を解析して、非劣性が達成された場合、優越性についても検討した。

 二次評価項目は、(1)36週時点における試験開始時からの平均坐位収縮期血圧の変化(アリスキレンを基礎とした治療とラミプリルを基礎とした治療の比較)、(2)12週および36週時点における試験開始時からの平均坐位拡張期血圧の変化、(3)12週、22週、36週時点における降圧目標に到達した患者の割合、(4)併用療法を必要とした患者の割合、(5)安全性と忍容性――の5点である。

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