先天性心疾患(CHD)の早期発見と治療・療養の進歩により、現在では成人のCHD患者が40万人を超え、小児の患者数を上回っている。それに伴い、社会生活、家庭生活をどう送るか、それを医療者がどう支えるかが、新たな課題となってきた。第44回日本小児循環器学会総会・学術集会のシンポジウム「生涯先天性心疾患」では、CHD患者の妊娠・出産をどうサポートしていくか、CHDが世代を越えて繰り返されるのかという問題に焦点が当てられ、コホート研究、周産期医療の実際から遺伝子研究まで、最新の知見が幅広く報告された。
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