わが国におけるステント血栓症の累積発生率は3年で1.2%と欧米よりもかなり低いことが、j-Cypherレジストリーから改めて示された。だが同時に、発生率は1年以降も減少傾向がみられず、年率0.29%(ステント留置30日後から3年間の平均値)で発生していることも明らかになった。第17回日本心血管インターベンション学会学術集会(7月3~5日、名古屋市)のシンポジウム「Very late stent thrombosisの発症機序と対策」で、天理よろづ相談所病院の中川義久氏が発表した。
TOPICS
日本心血管インターベンション学会2008
ステント血栓症の頻度は3年間で1.2%、j-Cypherレジストリー
発生率は低いが1年以降も減少傾向はみられず
2008/07/10
高志 昌宏
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