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高齢者の降圧治療メリット示した「HYVET」
どう評価する? 臨床現場でどう生かす?

2008/06/25
小田 修司

 今年3月、NEJM誌上で論文発表された「HYVET(HYpertension in the Very Elderly Trial)」。これまで実施例がなかった、超高齢者への降圧治療の効果を確認したプラセボ対照の大規模RCTだ。得られた結果は、80歳以上であっても積極的な降圧治療のメリットは大きいというもの。来年初めの改定を控える日本の高血圧治療ガイドラインにも、この新しいエビデンスが影響を及ぼすのは間違いない。基本的な試験デザインを見直しておこう。


対象の患者: 欧州、中国、オーストラリア、チュニジアの80歳以上の高齢者。収縮期血圧が160mmHg以上の持続的な高血圧患者
介入:利尿薬「インダパミド」1.5mg/日を投与。血圧値150mmHg/80mmHgを目標に、必要ならACE阻害薬の「ペリンドプリル」2mg/日あるいは4mg/日を追加投与
比較対象:利尿薬の代わりにプラセボを投与
主要アウトカム:致死的、非致死的な脳卒中

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