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頸動脈狭窄の治療戦略、ベストプラクティスは?
アグレッシブな欧米、コンサーバティブなアジア

 狭窄率が80%を超えるような高度の頸動脈狭窄があるハイリスク患者に対する脳血管疾患の予防的治療として、ステント留置などの血管インターベンションや、頸動脈内膜切除術、内科的な処置にとどめる、などの選択肢がある。しかし、どれがベストプラクティスかについての合意はない。臨床試験の成績がいくつか報告されているが、相反する結果も出ている。

 総合医学論文誌The New England Journal of Medicine誌は今年4月から5月にかけて、同誌のWebサイト上で症例を呈示し、内科的治療、頸動脈ステント、頸動脈内膜切除術(外科治療)の3つのうち、どの治療方針を採用するかについて読者投票を実施した。投票結果のほか、回答と共に寄せられたコメントのレビュー記事がサイト上に掲載されている(国別、地域別の投票結果はNEJM誌サイトのこちらを参照)。

 呈示された症例の概要は、非喫煙者だが高血圧高脂血症の既往がある67歳男性。無症候性の頸動脈疾患で、右内頸動脈に不整プラークを伴う70~80%の高度狭窄が見つかっている(詳細はNEJMサイトのこちらを参照)などというもの。

 この設問に対し、日本を含む116カ国から4669票が寄せられた。回答者の76%は医師。ほかは学生(16%)、医師以外の医療関係者(5%)、その他(2%)の順だった。

 全体では、最も支持されたのが内科的治療で49%(4669件中2265件)と半数を占めた。第2位は頸動脈内膜切除術で32%(1488票)、第3位はステントの20%(916票)だった。

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