ダビガトラン(商品名プラザキサ)が使えるようになって早4カ月。先生方がこの薬を用いて新たに知ったことは多いと思います。私自身も自分で処方し、その後患者さんの反応を見ていろいろなことを知りました。
ダビガトランはいま、全国的にものすごい勢いで処方されているようです。改めてですが、その処方の際、私自身が気を付けていることをまず示しておきますので、参考にしてください。
1. 高度腎不全(クレアチニンクリアランス30mL/分以下)、機械弁装着患者には用いない
2. 110mgカプセルを用いるべき患者 その1
70歳以上、クレアチニンクリアランス50mL/分以下、大出血の既往
3. 110mgカプセルを用いるべき患者 その2
ベラパミル(ワソラン)、アミオダロン(アンカロン)の服用者
+1(患者教育)
アドヒアランスを高める
ダビガトランカプセルはコップ1杯の水とともに飲み、しっかり胃に入れる