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Science誌から
「飲む注射器」を創る
ペプチド製剤を経口投与で吸収させる新たなシステム

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 インスリンの皮下注射を人前でせざるを得ない1型糖尿病患者本人でなくても、注射薬が内服薬に変わることで得られる幸福感はよく理解できる。経口インスリン製剤は、インスリンが親水性高分子であるため膜透過性が著しく低く、また酵素分解を受けることから生体内での安定性も極めて低いため、研究段階にあるもののいまだに臨床現場には現れていない[1]。インスリンの非注射製剤は、これまで経口、経鼻、経眼、座薬などが研究されてきたが、現時点で入手できるものは、吸入型粉末製剤Afrezza(米MannKind社)のみである。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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