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BMJ誌から
40年前の研究を蘇らせたレヴェナントな少佐
リノール酸によるイベント抑制効果を検証した1960年代のRCTを再解析

2016/05/20

 古くはキリストやラゾロの復活、最近ではゾンビ。西欧文明では、「復活」はごく自然で違和感のない概念なのかもしれない。「40年前に当時としては空前の規模と精度で実施された心血管リスクに対する食事介入の臨床試験は、当時の常識を覆す成績を出してしまった。そのため学術誌には報告されず、大学院生の学位論文止まりで放置されていた」――。これは想像の域を出ないストーリーだが、そんな貴重な研究を復活させて2本の論文として出版した医師がいる。この医師のプロフィールは論文よりはるかに興味深いのだが、まずは研究内容を紹介しよう。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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