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NEJM誌のたこつぼ心筋症論文に異議あり!
β遮断薬が無効との結論も冠攣縮の混在が一因である可能性

2015/10/15

 本邦で1990年に見いだされた「たこつぼ心筋症」(別名ストレス性心筋症)に関して、最近、N Engl J Med誌に看過できない論文が掲載された。欧米の医療機関で結成された「国際タコツボ・レジストリー」(日本は参加していない)の登録患者を急性冠症候群(ACS)の患者と比較した症例対照研究で、スイス・チューリッヒ大学病院のChristian Templin氏らが、N Engl J Med誌2015年9月3日号に報告した[1]。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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