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Nature Methods誌から◎雲を掴む話 その1
一度有意差が出ても反復実験では有意でなくなる
シミュレーションで明らかになるP値の「不都合な真実」

2015/06/02
一度有意差が出ても反復実験では有意でなくなるの画像

 理系大学院生の学位取得のための奴隷のような生活や、ただ生き残るためだけにデータ不正や論文捏造へ誘惑される研究現場の背景が一般に知られるようになってきた[1, 2]。実験結果の統計的検定の「P値」が有意になるかどうか、投稿した論文がインパクトファクター上位のジャーナルに通るがどうかが大学院生の人生を決定する、と言っても過言ではないだろう。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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