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JACC誌STATE-OF-THE-ART PAPER、Lancet誌Commentから
細胞治療、今こそ10年越しの夢がかなうのか
それとも「スキピオ」の夢と消えるのか

2012/01/12
細胞治療、今こそ10年越しの夢がかなうのかの画像

 46歳の急性心筋梗塞(AMI)患者に対して、骨髄系幹細胞の冠動脈内注入療法が最初に行われたのは2001年3月30日。それから10年がたった[1]。この間、幹細胞によるMI治療の臨床試験は、ポジティブあるいはネガティブ両方の結果を出しながら症例を重ねてきた[2,3]。用いる細胞の種類、投与時期、投与方法、患者選択、エンドポイントの選択、ベースラインの左室駆出率(LVEF)――。これらのいずれもが異なるため、さまざまな結果が導き出されたと説明されている[1]。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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