日経メディカルのロゴ画像

Lancet誌Commentから
救急搬送中の上腕圧迫で心筋梗塞が縮小:実証された「リモコン効果」
Giving the ischaemic heart a shot in the arm

2010/04/06

 急性心筋梗塞では再潅流療法の普及によって予後は改善されたものの、致死的再潅流障害による梗塞サイズ縮小効果の減弱は克服できていない。動物モデルにおいては、心筋虚血・再潅流の繰り返しを、長期虚血の前(preconditioning)あるいは虚血後再灌流のごく初期(postconditioning)に行うことで、心筋梗塞サイズは30~70%に減少すると報告されている。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

この記事を読んでいる人におすすめ