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Ann Intern Med誌Editorialから
スタチン関連筋炎、RCTと症例報告のどちらを重視すべきか
Balancing Randomized Trials With Anecdote

2009/07/23

 バイアスなく厳密に評価できるはずの無作為化対照試験(RCT)で安全と判定された薬物の重大な有害反応が、幾度となく報告されてきた。RCTでは、薬物有害反応の起こりやすい高齢者・重症者・多剤服用者を系統的に除外しており、頻繁には起こらない有害反応を検知するには不十分な症例数と観察期間しか有していない。つまり、日常診療で経験されるスタチン不耐症例などを拾い上げるようには設計されていないのである。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

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