日経メディカルのロゴ画像

Ann Intern Med誌Reviewから
β遮断薬による心不全の死亡率改善効果は心拍数減少度に依存
Meta-analysis: β-Blocker Dose, Heart Rate Reduction, and Death in Patients With Heart Failure

2009/07/01
β遮断薬による心不全の死亡率改善効果は心拍数減少度に依存の画像

 安静時の心拍数が心不全の予後規定因子であることは既に知られているが、心不全に対するβ遮断薬の予後改善作用が投与量に関連するのか、あるいは心拍数低下の程度に関連するのかについては、いまだ明らかではない。β遮断薬の用量は副作用発現と関連があり、さらに心不全の非専門施設においてはガイドライン上の目標用量まで到達できる患者は実際少ないので、この問題は臨床的に重要だ。

著者プロフィール

駒村 和雄(国際医療福祉大学熱海病院)こまむらかずお氏。1956年生まれ。東京大学経済学部・大阪大学医学部卒。大阪警察病院、ハーバード大学留学などを経て95年から国立循環器病センター。98年、同センター研究所室長。2008年、兵庫医療大学教授。2009年、武田薬品中央総括産業医。2016年、神戸学院大学教授。2018年、国際医療福祉大学熱海病院 病院教授、兵庫医科大学非常勤講師および横浜市立大学客員教授。

連載の紹介

駒村和雄の「健康寿命で行こう」
2009年にNMO循環器プレミアムのコラムとしてスタートした「論説・総説を読む」が、バージョンアップしました。国立循環器病センターで重症心不全の臨床に長年携わり、ACCやAHAのフェローを務める駒村氏。同氏が現在かかわっている医療系教育研究や高齢者医療の現場から、今、わが国の第一線の医療現場で問題となっている話題を幅広く取り上げ、Evidence Basedで論じます。

この記事を読んでいる人におすすめ