日経メディカルのロゴ画像

No.23
運動のやりすぎによってペースメーカ電流が減る

運動のやりすぎによってペースメーカ電流が減るの画像

 マラソンやツールドフランスのような耐久型スポーツ(endurance sports)を行うアスリートは同年齢の人に比べて徐脈傾向にある。このような人々はその後、洞不全や房室ブロックなどを発症し、心臓ペースメーカが必要になることが多く、また心室性不整脈が多発することが知られている。これまで、アスリートにみられる徐脈の機序として運動の結果による迷走神経緊張亢進が想定されていた。しかし、Boyettらは、アスリートのintrinsic heart rateが同年齢の人に比べて低下していることに気付き、これは「洞結節のペースメーカ電流が減少しているためである」と仮説をたてて検証した。

著者プロフィール

●井川修(日本医大多摩永山病院内科・循環器内科臨床教授)●尾野恭一(秋田大生理学教授)●古川哲史(東京医科歯科大難治疾患研究所教授)●村川裕二(帝京大付属溝の口病院第4内科教授)●渡邉英一(藤田保健衛生大内科学講師)[五十音順]

連載の紹介

What’s New in Electrocardiology by JSE
不整脈学や心電図学の主要雑誌の中から、その道の第一人者が「なるほど」とうなった新着論文をピックアップ、新しい知見のポイントを分かりやすく解説します。

この記事を読んでいる人におすすめ