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No.17
Electromechanical WindowはTorsade de Pointesの発生を予想できる指標か?

2014/03/18
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 QT間隔に代わる新しい指標としてElectromechanical Window(EMW)が提唱されている。通常は電気的興奮が完了した後に、機械的な心筋の収縮弛緩が終了するので、正常心臓ではEMWは正の値を示す。しかし、LQT患者では負の値を示すことがあり、これは心室の収縮、弛緩という機械的な活動は完了しても、再分極が終了していないことを意味する。このEMWの逆転現象はLQT患者におけるTdP発生の指標になるかもしれないと考えられている(2)。一方、非臨床試験において、最近EMWに対して懐疑的な結果が示された。

著者プロフィール

●井川修(日本医大多摩永山病院内科・循環器内科臨床教授)●尾野恭一(秋田大生理学教授)●古川哲史(東京医科歯科大難治疾患研究所教授)●村川裕二(帝京大付属溝の口病院第4内科教授)●渡邉英一(藤田保健衛生大内科学講師)[五十音順]

連載の紹介

What’s New in Electrocardiology by JSE
不整脈学や心電図学の主要雑誌の中から、その道の第一人者が「なるほど」とうなった新着論文をピックアップ、新しい知見のポイントを分かりやすく解説します。

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