日経メディカルのロゴ画像

第12回 New Device 2
末梢動脈でも効果が期待される薬剤溶出バルーン

2010/01/29
末梢動脈でも効果が期待される薬剤溶出バルーンの画像

本講座でも述べてきましたが、末梢動脈疾患にはステントを使用したくない状況、ステントが承認されていない部位があります。しかし、バルーンによる拡張だけでは再狭窄、再血行再建率(TLR)が高くなる場合もあります。薬剤溶出バルーン(drug eluting balloon;DEB)とはバルーンの表面にパクリタキセルが塗布されていて、バルーンを拡張すると薬剤が動脈壁に浸透し、過剰な内膜増殖が抑えられるというものです(図1)。

著者プロフィール

井上直人(仙台厚生病院循環器内科主任部長)いのうえなおと氏。1982年京都府立医大卒。84年松下病院循環器内科、86年京都府立医科大学 第二内科修練医、88年京都第一赤十字病院循環器科。96年京都第二赤十字病院 循環器科、2002年同部長。2007年より現職。

連載の紹介

井上直人の「実践・下肢インターベンション」
5年ほど前から急速に日本で広まってきた下肢領域のインターベンション。筆者の井上直人氏はこの分野で先駆的な医師の1人だ。主任部長を務める仙台厚生病院循環器内科では、年間200例ほどを手がける。学会、講演会などで講演することも多い井上直人氏が豊富な症例を示しながら、教科書には載っていないポイントを分かりやすく解説。

この記事を読んでいる人におすすめ