II. 閉塞例の場合(前回の続き)
両方向性アプローチ
前回の第6回(浅大腿動脈―膝窩動脈領域の治療1「非閉塞例ならバルンを長めに拡張して終了」)で解説した一方向性アプローチの場合、成功率は80%程度ですが、今回紹介する両方向性アプローチで行えば、Outbackなどのpenetrationデバイスを使用しなくても、90%以上の成功率が得られます。
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著者プロフィール
井上直人(仙台厚生病院循環器内科主任部長)いのうえなおと氏。1982年京都府立医大卒。84年松下病院循環器内科、86年京都府立医科大学 第二内科修練医、88年京都第一赤十字病院循環器科。96年京都第二赤十字病院 循環器科、2002年同部長。2007年より現職。

連載の紹介
井上直人の「実践・下肢インターベンション」
5年ほど前から急速に日本で広まってきた下肢領域のインターベンション。筆者の井上直人氏はこの分野で先駆的な医師の1人だ。主任部長を務める仙台厚生病院循環器内科では、年間200例ほどを手がける。学会、講演会などで講演することも多い井上直人氏が豊富な症例を示しながら、教科書には載っていないポイントを分かりやすく解説。
この連載のバックナンバー
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