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N Engl J Med誌から
ACC-AHAが新しいコレステロール治療ガイドラインを発表

2013/12/19
西村 多寿子=医療ライター

 ACC-AHA(American College of Cardiology-American Heart Association)が11月12日に発表した新しいコレステロール治療ガイドラインについての解説が11月27日、N Engl J Med誌のオンライン版に掲載された。

 今回のガイドラインは、2002年に米National Cholesterol Education ProgramがAdult Treatment Panel IIIの報告を出して以降、初めての大幅改訂となった。広く受け入れられた前回のガイドラインと異なり、新ガイドラインは早くも議論の対象となり、エビデンスに基づいていないとの批判があるなか、今後の脂質管理の実臨床に大きな影響を及ぼすとみられる。

 新ガイドラインは、動脈硬化や心血管リスクのある患者を対象に、スタチンを使用したランダム化比較試験の結果を参考にしており、スタチンによる利益がリスクを上回る患者を4群に分けている。

 まず治療対象については、心不全 (NYHAクラス II、III、or IV)あるいは末期腎不全(透析)のない21歳超の患者としている。その上で、心血管リスクのスクリーニング、LDLコレステロールの測定から、「臨床的に明らかな動脈硬化性CVD所見がある患者」「糖尿病のある40~75歳の患者でLDLコレステロール70-189mg/dL」「非糖尿病の40~75歳の患者でLDLコレステロール70-189mg/dL」「LDLコレステロール190mg/dL以上」に分類。それぞれに応じたスタチン療法を提示した(図1)。

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