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BMJ誌から
メトホルミン長期投与でビタミンB12欠乏リスク増加
血中濃度の低下を見たら積極的補充療法をと筆者

 ビグアナイドBG)系経口血糖降下薬メトホルミンの長期投与は、ビタミンB12欠乏症のリスクを高めることが分かった。心血管イベントのリスクファクターであるホモシステイン濃度の上昇も見られた。オランダで行われたランダム化比較試験(RCT)の結果で、5月20日、BMJ誌オンライン版に掲載された。

 これまでの研究によって、メトホルミンは回腸でのビタミンB12吸収障害の原因となることが示されている。しかし研究の数は少なく、追跡期間も短いものばかりである。

 そこで今回、オランダのAcademic Medical Centerの研究者らが、HOME(Hyperinsulinaemia: the Outcome of its Metabolic Effects)と呼ばれるRCTのサブスタディーとして、血中ビタミンB12濃度を定期的に測定し、メトホルミン投与との関連を検討した。

 このRCTは、オランダの市中病院3施設(Bethesda General Hospital、Diaconessen Hospital、Aleida Kramer Hospital)で実施された。対象は2型糖尿病でインスリン治療を受けている30~80歳の390例で、メトホルミン投与群(196例)、プラセボ群(194例)に無作為に割り付けた。

 インスリン治療は続行し、メトホルミンは850mgを1日3回処方した。ビタミンB12、葉酸、ホモシステインの血中濃度を、ベースラインおよび4、17、30、43、52カ月目に測定した。メトホルミンの実際の内服量は平均2050mg/日だった。

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