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J Am Coll Cardiol誌から
糖尿病患者の多枝冠動脈疾患、PCIの非劣性証明できず
傾向はSYNTAX試験と同様、CARDia試験による追跡1年後のデータ

2009/12/28
岡本 絵理=メディカルライター

 多枝冠動脈疾患を有する糖尿病患者を対象とした前向きランダム化試験であるCARDia(Coronary Artery Revascularization in Diabetes)試験で、ステントを用いた経皮的冠動脈インターベンションPCI)の安全性および有効性を冠動脈バイパス術CABG)と比較したところ、1年間の追跡ではCABGに対するPCIの非劣性は示されなかった。結果はJ Am Coll Cardiol誌オンライン版で11月25日に発表された。

 CARDiaは英国およびアイルランドの24施設で実施された。2002年1月~2007年5月に、多枝冠動脈疾患または左前下行枝の複雑な1枝冠動脈疾患を有し、冠動脈血行再建術が推奨された糖尿病患者510例を登録した。CABGに254例、PCIに256例をランダムに割り付けてそれぞれの血行再建術を実施し、ランダム化から1年後まで追跡した。

 PCIには当初ベアメタルステント(BMS)を使用していたが、薬剤溶出ステント(DES)の上市後はDESに切り替えた。DESはシロリムス溶出ステント(Cypherステント)を使用した。

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