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Ann Intern Med誌 PERSPECTIVE
2型糖尿病に対する一律的な厳格管理は見直すべき
複合エンドポイントがRCTの正しい解釈を阻害しているとも著者は指摘

2009/05/15
小塩 尚代=メディカルライター

 2型糖尿病患者を対象に厳格な血糖管理について評価した複数の臨床試験の結果を総括し、それに基づいて今後の糖尿病管理法を提案する論文が、Ann Intern Med誌オンライン版に4月20日、掲載された(雑誌掲載は6月2日号の予定)。論文の中で、著者である米・メイヨークリニックのVictor M. Montori氏とスペイン・ジローナ大学のFernandez-Balsells氏は、「厳格管理が患者にさまざまな負担をかける一方で、その利益は不確実である」と、厳しく指摘している。

 著者らは最近のエビデンスとして4つの大規模ランダム化試験(UKPDSACCORDADVANCEVADT)を取り上げ、これらの試験のエンドポイントについて、厳格管理群の従来管理群に対する相対リスクを試験間で比較した。この中でUKPDSのみが、新規に診断された患者を対象とし、血糖管理がそれほど厳格ではなく、追跡期間が長いという点で、他の3試験とは異なる特徴を有していた。

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