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Lancet誌から
メタボリックシンドロームと血圧の食塩感受性は有意に関連
診断基準項目の該当数が多いほど感受性者の比率も高まる

2009/03/04
山川 里香=医学記者

 糖尿病や慢性腎疾患に罹患していない場合、メタボリックシンドローム(MS)は血圧食塩感受性と有意に関連し、MS診断基準項目の該当数が多いほど食塩感受性も亢進することが明らかになった。米ニューオーリンズ・テュレーン大を中心としたGenSalt Collaborative Research Groupによる報告が、Lancet誌オンライン版に2月16日に掲載された。

 本試験では、中国北部の農村地域の658家族、3153例(18~60歳)をスクリーニングし、prehypertensionからステージ1の高血圧(130~160/85~100mmHg)にあり降圧薬を服用していない住民とその兄弟姉妹、配偶者、子孫(16歳以上)の合計1906例を被験者として登録した。ステージ2(160/100mmHg)以上の高血圧、2次性高血圧、冠動脈疾患、糖尿病、慢性腎疾患、妊娠中などは除外した。試験期間は2003年10月~2005年7月だった。

 MSの診断基準は、腹囲:男性90 cm以上・女性80 cm以上、中性脂肪:1.7mmol/L(150mg/dL)以上、HDLコレステロール:男性1.0mmol/L(40mg/dL)未満・女性1.3mmol/L(50mg/dL)未満、血圧:130/85mmHg以上、血糖値:5.6mmol/L(100mg/dL)以上の5項目のうち、3項目以上に該当する場合とした。

 食事介入は低Na食(51.3mmol Na/日)7日間、高Na食(307.8mmol Na/日)7日間の順で行った。完遂した被験者は、低Na食期間が1853例(うちMSは278例、15%)、高Na食期間が1845例(MSは277例、15%)だった。血圧測定は、ベースラインおよび各食事介入の2、5、6、7日目に行った。

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