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Diabetes Care誌から
NSAIDsのsalsalateは若年肥満者の耐糖能を改善する
改善幅はFBS13%、OGTT曲線下面積20%、グリコアルブミン17%

2009/02/24
山川 里香=医学記者

 先日の循環器プレミアムで、非ステロイド性抗炎症薬NSAIDs)のsalsalateを使って2型糖尿病の治療が可能かどうか検討する臨床試験、「TINSAL-T2D」が始まったことを報じた(こちら)。その記事でも参考文献として挙げたDiabetes Care誌の2008年の論文を紹介しよう。本論文も、TINSAL-T2Dを率いる米ハーバード大とジョスリン糖尿病センター(米ボストン)のグループのものである。

 対象は、糖尿病ではなく、30歳未満でBMIが30以上だった20例。直近に献血したり、過去6カ月以内に5%以上の体重変化があった者、糖代謝に影響を与える薬剤服用者などは除外した。被験者へは1日250~300gの高炭水化物食をとる、検査3日前からは激しい運動をしない、食習慣や運動習慣は試験期間中大きく変えないことなどを指導し、salsalate投与群(1日4.0g、分2)またはプラセボ群に二重盲検でランダムに割り付け、1カ月間追跡した。サリチル酸の平均血中濃度はリウマチの治療域内だった。

 1次エンドポイントとして、両群間におけるベースライン時からの血糖関連パラメーターの変化を比較した。2次エンドポイントは、salsalate群(S群)およびプラセボ群(P群)それぞれの群内における、ベースライン時からの血糖関連パラメーターの変化とした。

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