日経メディカルのロゴ画像

Hypertension誌から
高血圧合併患者へのスタチン投与による一次予防効果
脳梗塞の相対リスクは46%減少、MEGA Studyサブ解析より

2009/02/05
木次 佳太=医学ライター

 わが国で実施された大規模臨床試験、MEGA(Management of Elevated Cholesterol in the Primary Prevention Group of Adult Japanese) Studyのサブ解析から、中等度までの脂質異常症高血圧を合併した患者でも、プラバスタチンは心血管疾患の一次予防に有効であることが明らかになった。Hypertension誌2009年2月号に論文が掲載された。

 MEGA Studyは、70歳以下の閉経後女性および40~70歳の男性で、心血管疾患の既往がなく、総コレステロール値が220~270mg/dLと中等度に上昇した計7832例を対象に実施された。食事療法+プラバスタチン(10~20mg/日)の併用療法群(3866例)および食事療法単独群(3966例)に患者を無作為に割り付け、平均5.3年間追跡し治療効果を比較した。併用療法群では食事療法単独群と比較して、LDLコレステロール(LDL-C)値が平均で18%低下し、冠動脈疾患リスクも33%減少した。

 このサブ解析では、MEGA Studyの集団から高血圧患者(ベースラインの血圧:141±16/83±10mmHg)3277例を抽出し、併用療法(1613例)および食事療法単独(1664例)の治療効果を比較した。エンドポイントはMEGA Studyと同様、1次エンドポイントが冠動脈疾患の初発、2次エンドポイントが脳梗塞、冠動脈疾患+脳梗塞、心血管疾患、脳卒中、全死亡とした。

 追跡前後における血圧変動は、食事療法単独群が-1.9/-1.7mmHg(収縮期/拡張期、ベースライン時 141.0/82.9→5年後 138.1/79.3mmHg)、併用療法群が-1.8/-1.7mmHg(同 140.9/82.9→138.6/80.3mmHg)だった。

この記事を読んでいる人におすすめ