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Circulation誌から
1剤で管理できない発作性心房細動、次の選択は?
薬物治療を継続した群に比べてアブレーション群で再発率が大幅に低下

 1剤以上の抗不整脈薬を用いてコントロールできなかった発作性心房細動患者を、カテーテルアブレーションを行う群と、抗不整脈薬の変更・追加を行う群に分けて経過を観察したところ、アブレーション群の方が心房細動の再発率が大幅に低く、自覚症状・運動耐容能・QOLともに優れていた。この結果はCirculation誌12月9日号に掲載された。

 最近10年ほどの間に、心房細動の治療にアブレーションが広く実施されるようになってきた。非ランダム化試験や単一施設での研究では、抗不整脈薬投与に比べてアブレーションの方が有効という結果が得られているが、大規模なランダム化試験はまだ多くない。

 そこで今回、フランスの Haut-Leveque病院をはじめ、カナダ、アメリカ、オーストラリアの7施設からなる研究グループが、前向きランダム化試験によって両者の治療効果を比較した。

 1剤以上の抗不整脈薬を投与してもコントロールできなかった発作性心房細動の患者112例(51.1±11.1歳)を、アブレーション群(53例)と抗不整脈薬群(59例)に割り付けた。抗不整脈薬群では登録前に使用していた薬剤は中止され、新たな薬剤が処方された。19例が登録前にアミオダロンの投与を受けていた。登録後には49例にI群薬が、45例にIII群薬が投与され、1人当たりの投与薬剤数は2.5±1.0剤であった。アミオダロンは35例に投与された。

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