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Ann Intern Med誌から
青年期の前高血圧は中年期における冠動脈石灰化のリスクに
後の高血圧発症とは無関係に青年期の前高血圧が有害であることを初めて示す

 35歳以下の青年期に前高血圧prehypertension、120-139/80-89mmHg)だった人は、中年期になったとき冠動脈石灰化がより進行していることを示す研究結果が発表された。カリフォルニア大学サンフランシスコ校のプレッチャーらのグループによる前向きコホートを用いた調査で、Ann Intern Med誌7月15日号に掲載された。

 前高血圧は治療すべき疾患とは見なされておらず、中年期以降の高血圧は心血管疾患リスクとして確立しているが、青年期の前高血圧の影響については知られていない。一方、冠動脈石灰化それ自体は臨床転帰ではないものの、冠動脈硬化と強く関連している。

 冠動脈疾患の進展に生活習慣がどの程度関与するかを調べるCARDIA(Coronary Artery Risk Development in Young Adults)研究の参加者(18~30歳)5115例のうち、35歳以前で高血圧(140/90mmHg以上)を発症した人を除いた3560例が本研究の対象となった。20~35歳までの15~20年間にわたる累積血圧負荷(mmHg・年)と、最終検査時点(44±4歳)でのCT上の冠動脈石灰化との関連を調べた。

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