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Circulation誌から
糖尿病のイベント初発リスクはMI既往者の再発リスクと同等
血糖降下療法を受けていれば心血管イベント予防のための積極的介入が必須

 血糖降下療法を受けている糖尿病者の心血管イベント初発リスクは、性別や糖尿病の種類にかかわらず、心筋梗塞の既往がある非糖尿病者の心血管イベント再発リスクと同等だった。デンマークに住む30歳以上の全住民を対象とした大規模な前向きのコホート研究から明らかになったもので、結果はCirculation誌4月15日号に掲載された。

 これまでに数々の調査で糖尿病者における心血管イベントのリスクが調べられてきたが、得られた値は調査ごとに大きな差がみられた。そのため、糖尿病者に対して心血管イベントの一次予防をどの程度積極的に行えばよいか、ガイドラインによって大きく異なっているのが現状だ。特に若年の糖尿病者に関しては具体的なデータが乏しく、条件を厳密に規定した大規模調査が必要とされていた。

 今回の調査では、デンマークに住む30歳以上の全住民が対象になった。追跡期間は1997年から2002年までの5年間。同国の人口動態や疾病統計のデータを用いて、経口血糖降下薬またはインスリンによる治療を受けている糖尿病者と、糖尿病ではなく心筋梗塞の既往を有する者との間で、心血管イベントの発生を比較した。

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