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心不全患者へのPCIは予後を改善するか

2010/04/30
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慢性心不全患者は、冠動脈狭窄を合併することが非常に多いです。また、高齢であることが多いので、心機能も低下しており、腎機能も悪いことが多いといえます。慢性心不全患者の予後は心機能以外に独立した危険因子として、腎機能悪化、貧血悪化でも規定されているので、心臓カテーテル検査や血行再建を行った場合、造影剤を使用し腎機能を悪化させる可能性があり、さらに手技中の出血により貧血を来すリスクもあります。

著者プロフィール

佐藤幸人(兵庫県立尼崎病院循環器部長)さとうゆきひと氏。 1987年京大卒。同大循環器内科入局、94年に京大大学院修了。同科病棟医長を経て、2004年から兵庫県立尼崎病院循環器内科に勤務。 07年より同科部長。研究テーマは心不全のバイオマーカーなど。

連載の紹介

佐藤幸人の「現場に活かす臨床研究」
専門の心不全だけでなく、臨床全般に興味がある。過疎地の病院での臨床経験もある。そんな佐藤氏の持論は、「医療とは患者、家族、医師、パラメディカル、メディア、企業などが皆で構成する『社会システム』だ」。最新の論文や学会報告を解説しつつ、臨床現場でそれらをどう活かすかを考える。

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