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急性心不全の短期指標は必ずしも長期予後と相関しません

2009/07/02

急性心不全では、短期効果と長期予後が必ずしも相関しない指標が多く認められ、このことが臨床試験の解釈を複雑にしています。実際、急性心不全で使用される点滴薬剤には、長期に心血管イベントを抑制する効果が多施設の大規模臨床試験で証明されているものはありません。今回は、その短期指標について考えてみたいと思います。

著者プロフィール

佐藤幸人(兵庫県立尼崎病院循環器部長)さとうゆきひと氏。 1987年京大卒。同大循環器内科入局、94年に京大大学院修了。同科病棟医長を経て、2004年から兵庫県立尼崎病院循環器内科に勤務。 07年より同科部長。研究テーマは心不全のバイオマーカーなど。

連載の紹介

佐藤幸人の「現場に活かす臨床研究」
専門の心不全だけでなく、臨床全般に興味がある。過疎地の病院での臨床経験もある。そんな佐藤氏の持論は、「医療とは患者、家族、医師、パラメディカル、メディア、企業などが皆で構成する『社会システム』だ」。最新の論文や学会報告を解説しつつ、臨床現場でそれらをどう活かすかを考える。

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